パンプトラックとは?遊び方・ルール・全国の注目施設まとめ【2025年版】
こんにちは。モーションデザインの井本はじめです。
自分はこれまでマウンテンバイクの日本チャンピオンとして世界を転戦してきましたが、今は「走る場所がない」ことの深刻さを日本中で感じています。
そんな中で、注目されてきているのが「パンプトラック」という存在です。
ここでは、パンプトラックってなに?というところから、遊び方、ルール、全国のおすすめ施設までを、僕自身の経験も交えながら紹介していきます。
パンプトラックとは?その特徴と魅力
パンプトラックとは、ペダルを漕がずに、体重移動(パンピング)だけで前に進むことができる自転車コースです。
小さなアップダウン(ローラー)やバンク(バーム)を連続して走ることで、スピードを生み出せるのが特徴です。
BMXやMTBはもちろん、キッズバイク(ストライダー)でも楽しめるため、最近では子ども向け自転車コースとしても注目されています。
遊びながらスキルが伸びる!
パンプトラックは“遊び”のように見えて、実はバランス感覚・体幹・集中力など、スポーツに必要な基礎が自然と身につきます。
僕自身も、こういう場所で育っていたら…と何度も思いました。
子どもにとっては、「成功体験」を積める場所であり、
大人にとっても「技術を試し、磨ける場所」なんです。
パンプトラックを楽しむためのルールとマナー
パンプトラックは誰でも自由に楽しめる一方で、安全に使うためのルールも大切です。
ヘルメット・プロテクターは必須
転倒のリスクはゼロではありません。特に子どもにはフルフェイス型ヘルメットや、エルボー・ニーパッドをおすすめします。
一方通行が基本ルール
コースは一方向のみ。逆走すると衝突の危険があるため、注意が必要です。
お互いに譲り合う気持ち
パンプトラックは、初心者の子どもから上級ライダーまでが一緒に走る空間。
上手い人ほど、周りをよく見て優しく接してあげてください。
どんな自転車や装備が必要?
使えるバイクの例は以下の通りです:
小さなお子さん:ストライダー(バランスバイク)
小学生以上:BMXやMTB(特にダートジャンプ系がおすすめ)
装備:ヘルメット、グローブ、膝・肘のプロテクター
施設によってはレンタルもあるので、手ぶらでも体験できます。
はじめての方も、気軽に試してみてください。
全国の注目パンプトラック3選(2025年版)
寒川パンプトラック(神奈川県)
神奈川県寒川町が整備したパンプトラック。BMX体験イベントなども盛んで、地域密着型のモデルケースです。
しんちパンプトラック(福島県)
震災復興の一環として誕生。町が主導で作ったこの場所には、子どもたちの笑顔が戻ってきています。
各務原「わたしのパーク」パンプトラック(岐阜県)
誰でも使える公共スポーツ施設の新しい形。芝生エリアやカフェもあり、ファミリーでもゆったり楽しめます。
モーションデザインの取り組み
僕たちモーションデザインでは、全国のまちに「夢中になれる場所」を作るため、パンプトラックの設計・施工・運営支援を行っています。
空き地や遊休地を活用した施設提案
パンプトラック導入支援
キッズ向け教室やレースイベントの企画
小スペース向けのスキル育成用コース(スキルスパーク)の販売
ただ“モノを作る”だけでなく、地域や人と一緒に、“未来をつくる”仕事だと考えています。
まとめ:まずは一度、走ってみてほしい
パンプトラックは、誰でも気軽に楽しめて、自然と体も心も動き出す場所です。
運動が苦手な子も、自転車が得意じゃない大人も、走ってみると「また来たい」と思える力があります。
まずは、身近にあるパンプトラックを見に行ってみてください。
そして「自分たちの地域にもこんな場所があったら」と感じたら、僕たちモーションデザインに声をかけてください。
一緒に、楽しく続けられる“遊び場”をつくっていきましょう。