ヨーロッパを中心に広がっているパンプトラック。スイスやドイツの公園や都市部では、すでに多くの事例があり、地域交流や観光、子どもの遊び場として高く評価されています。僕自身も現地のパンプトラックを訪れる中で「これはただの遊び場じゃない」と感じたシーンがいくつもありました。この記事では、海外事例から日本の地域づくりに活かせるポイントをまとめてみたいと思います。

パンプトラックは、子どもから大人まで安全に楽しめる新しい公共スポーツ施設です。健康促進や教育効果、地域交流、観光振興といった多面的な価値を持ち、世界各地で導入が進んでいます。ケルン市の調査では、利用ゼロの日が一日もなく、子どもから大人まで幅広く活用されていることが明らかになりました。本記事では、パンプトラックが地域にもたらす社会的インパクトと、初心者から上級者まで対応できる設計の考え方を紹介します。

パンプトラックとは、ペダルを漕がずに体の動きだけで進む、BMXやMTB用の自転車コースです。近年、子どもから大人まで楽しめる“安全な外遊び場”として全国で注目されています。
本記事では、パンプトラックの特徴や魅力、ルール、そして全国の注目施設を、MTB DHI 日本チャンピオン井本はじめが解説します。